「順番を待てずに、つい割り込んでしまう」
「何度言い聞かせても、なかなか約束が守れない」
日々お子さまと向き合う中で、
そんな姿に不安や戸惑いを感じることはありませんか🤔
奈良県広陵町にあるニコニコアカデミーキッズでも、
保護者さまから「順番が守れなくて……」
といったご相談をいただくことは珍しくありません。
ですが、幼児期に見られるこうした行動は、
すぐに直すべきものではなく、
一歩ずつ社会性を育んでいくための大切な
ステップといえます🌱
今回は、順番が守れない理由と、当園で大切にしている
関わり、そしてご家庭で意識したいポイントについて
ご紹介します。
順番が守れないのはなぜ?幼児期の発達から考える理由
幼児期の子どもにとって、
「今すぐやりたい!」という衝動は非常に強いもの。
一方で、その欲求をコントロールする脳の機能は、
まだ成長の真っ最中にあります。
子どもが順番を待てるようになるには、
主に3つの力の成熟が必要です。
・自分を律する力(「やりたい」という衝動を抑える)
・他者を意識する力(「お友達も使いたいんだな」と相手の立場を想像する)
・見通しを立てる力(「これを待てば、次に来る」という時間の流れを理解する)
「できない」ではなく「育っている最中」🐣
もし、お子さんが順番を守れなかったとしても、
それは決して「わがまま」や「しつけ不足」ではなく、
これから社会性を身につけていくための
大切な準備期間。
大人は「ルールを守らせること」だけに
焦る必要はありません。
まずは、目の前の行動を否定するのではなく、
その背景にある「一生懸命に発達しようとしている姿」
を温かく見守ってあげてあげることが大切です☀️
社会性を育てるための関わり方
順番を守る力は、日々の小さな経験を
積み重ねることで少しずつ磨かれていきます。
その成長を支えるために、大人はどのように
寄り添えばよいのでしょうか。
「待つ」を無理に押し付けない☁️
「ちゃんと並んで!」と厳しく命じるだけでは、
子どもにとって「なぜ待つのか」という
肝心な意味が伝わりにくいものです。
まずは、遊びや生活のなかで
「順番ってこういう仕組みなんだ」と、
自然に体感できる機会を増やしてあげましょう。
見通しが立つような言葉選び💡
「あと1人終わったら、次は〇〇ちゃんの番だよ」
「この砂時計が落ちたら交代しようね」
このように、終わりの目安を具体的に
示してみてください。
「いつまで待てばいいのか」という見通しが持てると、
子どもは安心して自分の気持ちをコントロール
しやすくなります。
できた瞬間を逃さず、肯定する💮
たとえ短い時間でも、
順番を意識して待てたときが最大のチャンスです。
「今、お友達が終わるのをじっと見ていられたね!」と
その瞬間の行動を具体的に認めてあげましょう。
こうした肯定的な関わりの積み重ねこそが、
「自分で自分を律する力」を育む確かな
一歩となります。
モンテッソーリ教育における“順番”の捉え方
私たちが実践しているのは、
モンテッソーリ教育の考え方を軸とした関わりです。
特に、
「子どもが自ら選び、他者との関わりを通して学ぶ」
という環境づくりを大切にしています🎨
順番は“教えるもの”ではなく“気づくもの”🔍
モンテッソーリの整えられた環境の中では、
子ども同士が関わる中で
「順番を待つ」「譲る」「交代する」
といった行動が自然に生まれます。
これらは大人がすべてを
指示して覚え込ませるものではありません。
子ども自身が実体験を通して、
「みんなで心地よく過ごすための知恵」
として自発的に身につけていく過程を、
私たちは温かく見守っています。
ご家庭でできる社会性の育て方🏠
保育園での経験に加えて、
ご家庭での何気ないやりとりも、
子どもたちの成長を支える大きな力となります。
✅ 遊びの中で順番を体験する
「今はママの番、終わったら交代ね」と、
遊びの中に順番のルールを混ぜてみましょう。
日常のなかで、順番の感覚を自然に掴む
きっかけになります。
✅ 「貸して」「どうぞ」を意識する
言葉と行動をセットで繰り返すことで、
相手とのやりとりの楽しさを伝えていきます。
✅ 「待てたこと」を具体的に褒める
「できた・できない」という結果だけに目を向けるの
ではなく、待とうとした姿勢や過程を言葉に
してあげてください。
「自分の気持ちをわかってもらえている」
という安心感こそが、自分をコントロールする力を
育む一番の近道なのです🌟
順番を守る力は、社会の中で育っていく
順番を守るという行動は、
単なる「ルールの遵守」ではありません。
他者を思いやり、共に過ごす喜びを感じるなかで
芽生える、大事な社会性の一歩です👣
こうした力は、ある日突然できるようになるもの
ではなく、日々の繰り返しを通してゆっくりと
育まれていくもの。
だからこそ、今すぐ完璧を求める必要はありません。
お子さんのペースに合わせ、焦らずにその過程を
見守ってあげることが何より大切です。
ニコニコアカデミーキッズでは、
奈良県広陵町の保育園として、
子どもたち一人ひとりの成長の歩幅を
尊重した関わりを続けています。
「なかなか順番が守れなくて心配…」
「どのように声をかけたら伝わる?」
そんな不安や悩みをお持ちのときは、
どうぞ一人で抱え込まず、どんな小さなことでも、
ぜひお気軽にご相談ください😊

